今回紹介するAudible作品は
『流浪の月』です。
行き場のない少女と希望を失った青年のヒューマンドラマを描く純愛小説。
累計発行部数100万部突破のベストセラーとなった本作は、2022年には広瀬 すずさん主演で映画化もされ話題をよびました。
社会に拒絶され続ける二人の絆に”本当の優しさとはなんなのか?”と、アナタも考えさせられちゃう作品だとおもいますよ。
第17回本屋大賞受賞の感動物語に、アラフィフおっさんの心は揺さぶられたのか!?
さっそく紹介していきましょー。
(^^♪)
『流浪の月』はAudibleで楽しめる作品だった!?

結論から言えば『流浪の月』はAudibleで聴くのにおススメの十分楽しめる作品でした。
理由はこんな感じ…
恋愛物語?とおもいきや感動の純愛物語に涙する!
世界に排除された二人だにしか分かり合えない純愛物語。
単なる恋愛小説?と侮って聴くと、ラストは感動の涙でやられます。
(T_T)
最後まで感情移入させる巧みなストーリー展開!
ストーリー展開の巧みさが冴える本書は、Audible初心者にも楽しめる作品。
ダレることがなくラストの真相へと向かう物語に、グイグイと気持ちが飲み込まれ感情移入してしまいます。
一元的な見方の危うさに気づかされる問題作!
作られた真実に飲み込まれる僕らに警笛を鳴らす問題作。
メディアやSNSで発信される情報を共有し、すべてを分かったような顔をして歪んだ事実を作り出してしまう僕らの”怖さ”を描く内容は、僕やアナタの心に刺さるメッセージ性を含んだ作品です。
『流浪の月』|作品紹介

2020年の第17回本屋大賞受賞の本作。
著者は『汝、星のごとく』で第20回本屋大賞も受賞している凪良 ゆう氏です。
東京創元社より2019年8月に出版され、2022年2月に文庫版が発刊されています。
2022年に李相日監督による映画版が公開。
広瀬 すずさんと松坂 桃李さん主演で話題を呼びました。
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『流浪の月』|あらすじ・内容

公務員の父親と天真爛漫な母のもとで平穏な日々を過ごしていた少女「家内更紗」。
しかし父が病死し、母は彼女を置き去りにして家を出て行ってしまったことで平和な日常は崩れてしまう。
親戚に引き取られることとなった更紗。
しかし自由奔放に育てられた彼女は、世間体を気にする家柄に馴染むことができず、さらにはその家の息子に嫌がらせをされ生活に窮屈さを感じていた。
ある日公園でみんなと遊んでいると、一人の青年がベンチに座っていつもコチラを見ているという話題になる。
仲間内でロリコンといわれる青年を気味悪がり、友達は更紗に近づいてはイケないと忠告する。
しばらく時がたったまたある日に一人で公園にいた更紗。
今日もあの青年はベンチに座り本を読んでいる。
雨が降り出しはじめるが、家には帰りたくない更紗の前に一本の傘が差し出される。
顔をあげるとそこにいたのは、ロリコンといわれるあの青年だった…。
被害女児となった「家内 更紗」と、誘拐犯となった青年「佐伯 文」。
15年後に偶然の再会を果たした二人の運命が再びまわり始める。
『流浪の月』|Audibleで聴いてみた感想と評価

『流浪の月』をAudibleで聴いてみた感想は…
「都合の良い真実へとすり替えられ、晒されてしまう現代社会の狂気に心が苦しくなった…」
でした。(T_T)
更紗と文の二人だけの真実が、社会のルールの枠の中で捻じ曲げられていく描写は、我々が生きる現実世界とリンクする場面も多く心を打たれます。
昨今の芸能人スキャンダル、どこぞの偉いさん達の汚職・パワハラ疑惑、残虐な凶悪犯罪や銀行員の横領事件などなど…。
日々更新されるメディアやSNSの膨大なニュースに振り回され、本当の真実などそっちのけで好奇心を満たす僕らには考えさせられる作品です。
二人の世界で生きていきたいだけの彼らが迎える結末に、ただただ涙してしまう物語でありました。
良かったと思う点は…?

恋愛を超えた純愛物語に泣ける!
前述もしてますが、恋愛とも愛情とも友情とも違うヒューマンドラマに泣かされます。
不条理な社会の中で、もがきながらも生き続けるしかない二人の物語の結末に、心揺さぶられること間違いなしの作品です。
序章から真実が明かされるラストまでのテンポ感が秀逸!
ストーリーの面白さはもちろん、話のテンポ感が秀逸です。
プロローグとエピローグをリンクさせつつ、更紗の生い立ちから時系列で進行していく展開は途中で話に置いていかれることもなく、Audible初心者でも安心して聴き進められるでしょう。
土師 亜文さんのナレーションと演技力に脱帽!
声優の土師 亜文(はしあ ふみ)さんがナレーションを務める本作。
幼少期の更紗の無邪気さとその奥にある心の声、大人になった更紗のどうにもならない感情、そして無機質な文の物言いの演じ分けが見事で、違和感なく物語に集中して聴くことができました。
メジロライアン(CV.土師亜文)
イマイチだったかなと感じた点は…?

所々で物語の展開が読めてしまう場面も…
ストーリが正統派すぎるのか、所々で話の展開が読めちゃうことも…
最近アラフィフ父がミステリー作品をよく読んでいたせいか「このあとこうなるよね…」と先読みしてしまう悪い癖が発症してしまいました。
とはいえ、さすがに肝心のラスト展開までは読めませんので、ネタバレがなければ十分楽しめる作品ではあります。
五段階評価は…?

というわけで、アラフィフ父の五段階評価はコチラ!
Audibleでも内容は理解できた? | |
ナレーションの魅力は? | |
エンターテイメント性は? | |
総合評価は? |
まとめ

今回はAudibleで聴ける純愛小説『流浪の月』をご紹介しました。
感想をまとめるとこんな感じ。
☆ 恋愛を超える純愛に心打つ感動作!
☆ テンポ感の良いストーリー展開はAudible初心者にも楽しめる!
☆ メディアに翻弄される僕らへのメッセージ性ある内容に考えさせられる!
☆ 迫真の演技力の土師さんの朗読でラストまで感情移入させられる!
アラフィフ父みたいに、恋愛小説っぽいのはあんまり…ってな方でも十分楽しめる本書。
次が気になるストーリー展開とテンポ感ある進行で衝撃のラストまで気持ちを切らされずに楽しめる本作は、Audible初心者にもおススメできる一冊だとおもいます。
”本当の優しさとは…?”
中途半端な善意を持って関わるのが優しさなのか?
それならいっそ放っておくのが優しさなのか?
この距離感を掴み切れない僕らに、なにかしらの答えを与えてくれるような物語。
二人の行きつく運命に涙すること間違いなしの作品でございました。
(T_T)

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最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
次回の記事もお楽しみに。 (^^♪