今回紹介するAudible作品は『鴨川ホルモー』です。
独特の作風で魅了する万城目学氏が2006年に発表された本書は、映画化や漫画版にも展開されるほど人気を博し話題をよびました。
謎のサークル「京大青竜会」に集められた主人公達が、「ホルモー」といわれる競技に身を投じていく青春ファンタジー小説『鴨川ホルモー』。
“タイトルだけじゃわからない?” 本作の魅力はAudibleでも楽しめるのか?
さっそく紹介していきましょう!
『鴨川ホルモー』|Audible(オーディブル)作品紹介
2006年にボイルドエッグズ新人賞を受賞し刊行された万城目学氏のデビュー作。
2007年には本屋大賞にもノミネート(第6位)され、2009年には山田孝之さん主演で映画化もされています。
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京都大学に入学した主人公「安部」が、偶然出会った同じ京大の新入生「高村」とともに、謎のサークル「京大青竜会」に勧誘されるところから物語は始まります。
「ホルモー」なる競技のために集められた安部達に待ち受ける運命とは?
さらには、サークル内の「早良京子」に一目惚れしてしまった安部の恋路の行方はどうなるのか!?
「ファンタジーx青春群像劇」で魅せる万城目ワールドに、気づけばどっぷりハメられてしまう作品です。
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『鴨川ホルモー』|あらすじ・内容
二浪して京都大学に入学した主人公の「安部」は、同じ新入生の「高村」と偶然知り合う。
帰路につこうとする二人だったが、三回生の「菅原」ことスガ氏に声を掛けられ、「京大青竜会」なる謎のサークルの勧誘を受け新歓コンパに誘われる。
サークルに入会する気のない安部だったが、新歓コンパにだけは参加しようと会場へ向かう。
しかしそのコンパで安部は「早良京子」という女性に一目惚れしてしまい、彼女に近づきたい一心もあり、高村とともに「京大青竜会」に入会することに…。
ただのレクリエーションサークルと思われた「京大青竜会」だったが、じつは謎の競技「ホルモー」を戦うサークルだった!
「ホルモー」の世界に足を踏み入れた安部ら十人の新入生に待ち受ける運命とは?
そして安部の恋路は、はたして成就するのか?!
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京都大学に入学した主人公「安部」が、「京大青竜会」なる怪しげなサークルの勧誘を受け、「ホルモー」という謎の競技に身を投じていく「ファンタジーx青春」小説。
京大青竜会に入部した安部の「ホルモー」を通じた二年間の青春と恋愛を描く物語です。
奇妙な性癖をもつ「安部」、安部の親友となる帰国子女で常識外れな「高村」、安部が好意を寄せる「早良京子」、無口で無愛想な女子「楠木ふみ」…
個性豊かなキャラクター達が繰り広げる人間模様 x 一風変わった「ホルモー」の世界観。
はたしてそのストーリーの結末とは!?
安部→安倍晴明 高村→小野篁 早良京子→早良親王 などなど…
登場人物の苗字は、平安時代の陰陽師や人物がモチーフに!
『鴨川ホルモー』|Audibleで聴いてみた感想と評価
この本のタイトルをAudibleで見たとき、”そういえば昔そんな映画あったなー”と思い出すも、好みの話ではないなと敬遠していました。
そんな中、”まあ、ブログのネタにもなるだろう…”と、とりあえず聴いてみたところ、予想のななめ上をいく面白さにやられてしまいました。(^^;)
主人公の安部を含む個性的なキャラクター達。
大学生活というリアルの中にあるファンタジー。
甘酸っぱい恋愛模様を描く青春群像劇 etc…。
あらゆる要素がゴチャ混ぜなのに、なぜか読後は晴れやかな気持ちになれる不思議な小説です。
● 具体的に良かったと思う点は…
・キャラクターの個性が強烈で、登場人物がわかりやすい!
・「ファンタジーx青春群像劇」のバランス感が絶妙!
・意味不明なタイトルだが、聴けば予想以上の面白さ!
個性が強すぎるキャラクター達のおかげもあり、登場人物を理解しやすくAudibleとの相性は良い作品。
京都を舞台にした「ファンタジーx青春群像劇」の相乗効果はエンターテイメント性抜群で、ラストのオチまでしっかりと楽しませてくれます。
よくわからないタイトルに物怖じせず聴けば、「ホルモー」の世界観にハマることまちがいなしの作品です。
● イマイチだったかなと感じた点は…
・話の軸となる「ホルモー」をひっぱりすぎ?
・本筋の内容がブレていて中途半端に感じる?
・万城目氏の世界観が合わない人も…?
「ホルモー」の存在がなかなか明らかにされないなど、Audibleで聴いていても話の展開のスピード感はすこし遅く感じます。
ファンタジーなのか?青春群像劇なのか? はっきりと主軸のない物語に中途半端さを感じたとの意見も…。
また、個性の強い万城目ワールドは好みが分かれるところですが、個人的には書籍で読むよりもAudibleの方が世界観に入り込みやすいかなとおもいました。
というわけで、アラフィフ父の5段階評価は以下としました。
Audibleでも内容は理解できた? | |
ナレーションの魅力は? | |
エンターテイメント性は? | |
総合評価は? |
まとめ
今回は「Audible」で聴ける「ファンタジーx青春」小説『鴨川ホルモー』をご紹介しました。
ファンタジー色の印象が強い本作ですが、安部を取り巻く青春要素がポップ感を生み出し、案外すんなりと世界観に入り込むことができましたね。
青春真っ只中の彼らが「ホルモー」に打ち込む姿は、何かに夢中だった若かりし頃の自分を思い出させてくれた気がしました。
バカバカしさの中に清々しさを感じたのは、「アラフィフからでもまだ青春できる!」という希望を、この小説が与えてくれたからかもしれません。(^^♪
タイトルのインパクトに腰が引けて、食わず嫌いだったことを反省させられた一冊!
「ホルモー」とは何ぞや?と興味を持った方、そして安部の淡い青春と恋路の行方が気になる方は、だまされたと思って一読してみてください。
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今回紹介した『鴨川ホルモー』を聴いた方はコメントから感想を聞かせてくれたら嬉しいです。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
次回の記事もお楽しみに(^^♪