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Audible『夜明けのはざま』<著>町田 そのこ・<朗読>冨岡 美沙子・林 祐人|葬儀会社を舞台にした5つの物語!聴いてみた感想は?

今回紹介するAudible作品は『夜明けのはざま』です。

家族葬専門の葬儀会社「芥子実庵」で働く人々を中心に、死と向き合うことで自分らしく生きようとする5つの物語をオムニバス形式でつないでいきます。

いくつかの死別を経験しているであろうアラフィフ世代には、共感させられこと間違いなしの作品だとおもいますよ。

それではさっそく紹介していきましょう!

結論|『夜明けのはざま』はAudibleで楽しめる作品?

結論から言えば『夜明けのはざま』はAudibleでも十分楽しめる作品でした。

理由は3つ…

・人の”死”を機に、自分らしく生きようとする姿に共感できる!
・オムニバス形式の短編はAudible初心者にも聴きやすい!
・二人のナレーション起用はgood!

”死”という出来事を機に、葛藤や苦悩を乗り越え”自分らしく生きていこう”と決意する主人公達の姿と、心をえぐるようなリアリティな描写で、物語の世界観へグイグイと引き込んでいく本作。
ストーリーの中心となる女性葬祭ディレクター「佐久間真奈」らの、自分の存在意義に苦しむ心の叫びが読者側の胸に響きます。

約2時間半の短編物語をオムニバス形式の連作で描いているので、Audible初心者にも聴きやすいです。

二人のナレーションを起用したのもgood。
各章ごとで主人公が入れ替わる本作を違和感なく聴くことができました。

一つだけ気になったのは”序盤の話の展開が遅い”こと。
Audible初心者には話が動くまでちょとダレてしまうかもと感じました。

ですが、それを踏まえても『夜明けのはざま』はAudibleでも十分おすすめできる作品。
葬儀屋さんの仕事にチョット興味がある!なんて人にも手にしてほしい一冊です。

『夜明けのはざま』|作品紹介

『夜明けのはざま』|<著> 町田 そのこ (ポプラ社)

「52ヘルツのクジラたち」で2021年本屋大賞受賞した町田 そのこ氏が2023年に書き下ろした本作。

”死”をテーマとした2018年発表の「ぎょらん」に対し、『夜明けのはざま』は”生”をテーマにした作品だと町田氏は語っています。

※ 参考インタビュー → 町田そのこさん「夜明けのはざま」インタビュー やがて来る「死」、明日に任せず痛みと向き合い生きるために|好書好日

目の前の”死”を機に、僕らはどう生きていくのかを考えさせられます。

「52ヘルツのクジラたち」| 中央公論新社

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『夜明けのはざま』|あらすじ・内容

あらすじ

家族葬専門の葬儀社「芥子実庵」を舞台に描かれる連作短編小説。

芥子実庵で女性葬祭ディレクターとして働く「佐久間」。仕事と結婚の選択を恋人に迫られる中、親友が自殺したとの知らせを受ける…

芥子実庵の下請けの花屋の「千和子」はシングルマザーで娘を育ててきた。しかしある日突然、別れた元夫に自分の今の恋人の葬儀を手伝ってほしいと頼まれる…

新入社員として芥子実庵で働く「須田」。葬儀の依頼を受けた相手は、偶然にも世界一会いたくない人物だった…

夫との関係に悩む「良子」に元恋人の訃報が届く。芥子実庵で葬儀がおこなわれることになったが、夫は葬儀への参列を許してくれず…

恋人に求婚された「佐久間」に携帯のベルが鳴る。それは懇意にしてもらっていた仕出し屋の大将が急死したとの連絡だった…

”死”というイベントから、生きることの辛さを乗り越えようとする姿を描く5つの感動物語です。

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『夜明けのはざま』

『夜明けのはざま』|Audibleで聴いてみた感想と評価

『夜明けのはざま』をAudibleで聴いた感想は「今を精一杯生きることが、亡くなった人への弔いになるのだろう」でした。

誰かの”死”を機に自分らしく生きようとする物語は、重いテーマを扱うのに読後はポジティブな気持ちにさせられる…そんな不思議な作品でした。

● 具体的に良かったと思う点は…?

・連作物語での構成は初心者でも聴きやすい!
・共感できるストーリーはどれも読み応えあり!
・登場する男たちがクズ過ぎて笑ってしまう(^^;)

前述してますが、短編構成の本作はAudible初心者でも聴きやすく理解しやすいです。
また5つの物語は連作になっているので、最後にすべての物語が一つに繋がる爽快感もあります。

どの主人公も魅力的で、ひとつひとつのストーリーが読み応えあり。
それぞれの苦悩を繊細に描きながら、そこから立ち上がろうとする姿に共感させられます。

あと、これは偏見かもですが…(^^;)
登場する男たちがほぼクズなのが、呆れを越えて笑ってしまいます。
モラハラ夫、甘えん坊の元亭主、自分の価値観を押し付ける恋人…などなど、かなりのクズっぷりですが、僕も「自覚がないだけで妻からみられたらそうなのかも?」と身につまされてしまいました。

● イマイチだったかなと感じた点は…?

・序盤の展開がちょっと遅い?
・トータルの再生時間が13時間越え…
・ナレーションは可もなく不可もなく…

こちらも前述してますが、序盤の展開がちょっと遅いです。
必要な前フリなので致し方ない部分はありますが、Audible初心者は退屈さを感じそう。
とはいえ、話が動き出すとイッキに世界観に引き込まれていきますね。

13時間の再生時間はAudible初心者には長いと感じるかもしれません。
トータル再生時間をみると確かに腰がひけちゃいます。(-_-;)
ですが、各章は約2時間半の再生時間で完結するので、それほど長いと感じずに聴き終えられるとはおもいます。

女性と男性でナレーションを分けたのは良かったのです。
しかしながら両声優さんとも可もなく不可もなくといったナレーションの印象。
重いテーマの作品なので、こういう語りのほうがしっくりくるのかもしれませんが、僕的にはもうチョット個性を出しても良かったのでは?と感じました。

アラフィフ父
アラフィフ父

というわけで、アラフィフ父の5段階評価はこんな感じ~

Audibleでも内容は理解できた?
ナレーションの魅力は?
エンターテイメント性は?
総合評価は?

まとめ

今回はAudibleで聴ける町田 そのこ氏の『夜明けのはざま』をご紹介しました。

Audibleで聴いた感想をまとめるとこんな感じ
(^^♪

・5つの物語の主人公たちの、自分らしく生きる姿に泣けた!
・オムニバス形式の短編物語は、Audible初心者にも聴きやすい!
・序盤の前フリからの衝撃展開でイッキに世界観にハマる!
・男女でナレーションを分けたのは良かった
・登場する男たちのクズっぷりが、イラ立ちを通り越して笑える…

妻に「町田さんの本が面白から聴いてみて」と言われ、まんまとハマってしまった本書。

僕が50代という年齢的なこともあり、”死”に直面した時の”何とも言えないあの感情”は共感させられるものがありました。

聴き終えたあとに、親父の葬式のことを思い出し「自分はあの時ちゃんと送り出せたのだろうか?」とセンチメンタルな気分になったのは…恥ずかしいので内緒です。
(^^;)

葬儀会社を舞台に描かれる様々な人間ドラマに、思わず胸が熱くなる一冊でした。

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今回紹介した『夜明けのはざま』を聴いた方はコメントから感想を聞かせてくれたら嬉しいです。

最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。

次回の記事もお楽しみに(^^♪

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