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Audible『リンダを殺した犯人は』<著>伊兼 源太郎・<朗読>桑島 法子 |オーディオファースト作品聴いてみた感想は?

今回紹介するのは、オーディオファースト作品『リンダを殺した犯人は』です。

2017年に単行本化された『密告はうたう 警視庁監察ファイル』の著者伊兼源太郎氏が書き下ろし、アニメ声優などでのキャリアを持つ桑島法子さんを朗読として迎えた本作。

最近、巷を賑わせているオーディオブック先行という新しい形で配信された『リンダを殺した犯人は』は、Audibleで楽しめる作品なのか..?

さっそく紹介していきましょう!

『リンダを殺した犯人は』|オーディオファースト作品紹介

2017年発表の代表作『密告はうたう 警視庁監察ファイル』の著者である伊兼源太郎氏が、オーディオファースト作品として新たに書き下ろした『リンダを殺した犯人は』

捜査一課の男女刑事コンビが、外国人労働者の闇を背景に、若いベトナム人女性「リンダ」を殺した犯人を追うミステリー小説です。

『密告はうたう 警視庁監察ファイル』|DVD-BOX

ナレーターは多くのアニメキャラクターを演じ、ゲーム・吹き替え・歌手と多岐にわたり活躍されている桑島法子さん。

外国人実習制度という重いテーマを扱いながらも、軽快な男女刑事バディを演じる桑島さんのナレーションと息つく間もない展開で、あっという間に物語に引き込まれてしまう作品です。

HouKo ChroniCle|桑島法子

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人気声優や俳優たちの朗読への起用や、Audibleでしか聴けない書籍やポッドキャストなど、楽しめるコンテンツも豊富に取り揃えています。

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『リンダを殺した犯人は』|あらすじ・内容

あらすじ

警視庁捜査一課に所属する女性刑事「志々目春香」と、後輩の男性刑事「藤堂遥」

コンビを組む二人に事件の一報が入る。

新宿・大久保の古いマンションで若いベトナム人女性「リンダ」の死体が発見されたのだ。

彼女の足取りを追い、容疑者を探しに奔走する彼らだが、その中で外国人労働者を搾取する国の制度と、そこに巣食う暴力団らの闇を知らされる。

はたしたリンダを殺した犯人は誰なのか? 

たどりついた物語の真相は?

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『リンダを殺した犯人は』

異色の男女刑事バディが主人公の『リンダを殺した犯人は』

外国人技能実習生制度の闇という重いテーマをあつかいながらも、春香・藤堂コンビのくだらない掛け合いの軽妙さで、イイ感じのバランス感を保たれているのが面白い本作。

日本が抱える現代問題に憤りを感じる主人公たちに感情移入しながらも、ラストまで息つく間もない展開で進むストーリーに、最後まで目が離せないミステリー小説です。

『リンダを殺した犯人は』|Audibleで聴いてみた感想と評価

Audibleとミステリーの相性は、ぶっちゃけ”作品によるというのが僕の見解。

そういった点で、オーディオファースト作品の『リンダを殺した犯人は』は、聴く読書を意識して書き下ろしたと推測でき、十分楽しめる作品でした。

そう感じた理由は二つ。

”時系列が前後しない”
”視点が常に主人公の「春香」”

いきなり脈絡なく誰かの過去話が始まる…といったことはなく、事件発生からラストまで時系列通りに「春香」の視点で進行する物語は、Audible初心者にも理解しやすいです。

春香と藤堂のコミカルな会話から、年配の男性刑事、外国人女性などを演じる桑島さんの演技力は、”さすが!”の一言で、この作品にピッタリの起用でした。

アラフィフ父
アラフィフ父

二転三転するストーリー展開に、まんまと物語に引きずり込まれます。

そして残念ながら、僕は犯人を当てられず…(-_-;) 

● 具体的に良かったと思う点は…

・ストーリーわかりやすく、初心者向き!
・外国人労働者問題の実態にふれられる!
・桑島さんの多彩な演技に脱帽!

謎解き要素がありながらも、分かりやすいストーリー構成で初心者にもおすすめ。登場人物はそれなりに出てきますが許容範囲です。

ミステリー物として楽しみながら、社会問題について考えさせられるのも

桑島さんの多数のキャラクターの演技力は、物語の理解度を深める良いスパイスでした。

● イマイチだったかなと感じた点は…

・ミステリー小説として奥深さがない…
・再生時間が少し長め…

ミステリー小説として奥深さがないといったレビューも見かけたので、ミステリー好きの方々には、ちょっと物足りなさを感じる作品かもしれません…(-_-;)

再生時間は約7時間50分と少し長め。ストーリー構成から考えると、もう少し短くてもよかったかも…(-_-;)

アラフィフ父
アラフィフ父

というわけで、アラフィフ父の5段階評価は以下としました。

Audibleでも内容は理解できた?
ナレーションの魅力は?
エンターテイメント性は?
総合評価は?

まとめ

今回は「Audible」で聴けるオーディオファースト作品『リンダを殺した犯人は』をご紹介しました。

「外国人労働者問題xミステリー」という切り口で、伊兼源太郎氏がオーディオファースト作品として書き下ろした本作。

春香&藤堂コンビの活躍を楽しみながらも、読後は”外国人実習制度の闇”を考えさせられる社会派ミステリー小説でした。

ミステリー初心者にも、Audible初心者にもおすすめできる『リンダを殺した犯人は』

軽さと重さが漂う空気感を、絶妙なバランスで語る桑島法子さんのナレーションとともに、ぜひAudibleで体感してみてほしいです。

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今回紹介した『リンダを殺した犯人は』を聴いた方はコメントから感想を聞かせてくれたら嬉しいです。

最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。

次回の記事もお楽しみに(^^♪

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