今回紹介する【Audible】作品は
『幸せジャンクション─キャンピングカーが運んだ小さな奇跡』です。
※(以下『幸せジャンクション』)
<著> 香住 泰
予期せぬ事情でキャンピングカーを手にしたアラカン主人公「浜浦」の、不思議な縁に導かれた旅を綴るハートフルストーリーです。
最近、人間の泥臭~い部分を描いた作品ばかりで、心がすさむ寸前だったアラフィフ父。
タイトルだけで心が満たされそうな本書の期待感に魅せられ、おもわずダウンロードしてしまいしました。
(^-^;)
”看板に偽りなし?”と疑いながらも聴いてみた『幸せジャンクション』は、はたしてアラフィフ父の良心に響く作品だったのか!?
さっそく紹介していきましょー!(^^♪)
『幸せジャンクション』は【Audible】でも楽しめる作品だった!?

結論から言えば『幸せジャンクション』はAudibleでも十分楽しめる作品でした。
理由は以下。
1.とにかくわかりやすいシンプルストーリー!
シンプルなハートフル物語は、Audible初心者にもおススメの作品。
複雑な時系列の進行や、突然の場面転換もないので、Audibleでも問題なく楽しむことができます。
2.心の癒しx非日常感!
旅の道中で次々と起こるハプニングに巻込まれる主人公たちが、人助けをしていく姿に心癒されます。
キャンピングカーでの旅という非日常感ある設定も、この作品の魅力のひとつです。
3.人生の分岐点について考えさせられる!
アラカン主人公が運命を変えていくストーリーは、人生の分岐点に立つ我々の心に響きます。
人との繋がりの大切さを伝える本書は、自己中心的な考えをあらため、社会を見直すきっかけを与えてくれる作品でもあります。
『幸せジャンクション』|作品紹介

推理小説家の香住 泰氏が2023年にディスカバー・トゥエンティワンから発表された、キャンピングカーでの旅の道中で起こる”人と人とを繋ぐ”物語。
高速道路のジャンクション(分岐点)と人生の分岐点とをかけ、”人助けルート”を選択する主人公「浜浦」に起こる不思議な出来事を描きます。
1997年「退屈解消アイテム」で双葉社主催の第19回小説推理新人賞受賞や、2002年の「俄探偵の憂鬱な日々」での第1回『このミステリーがすごい!』大賞最終候補など、ミステリー作家としての経歴が豊富な香住氏。
ハートフル作品でありながらチョットした伏線回収要素もあるストーリーに、ラストまで目(耳)が離せない作品です。
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『幸せジャンクション』|あらすじ

運送会社に務める「浜浦 遼二」。
休日明けにいつものように出勤するも、会社の異様な雰囲気に気づく。
近づくと敷地のまわりは債権回収業者に取り囲まれ、会社が倒産したことを教えられる。
–
どうにか彼らを出し抜き逃げおおせると、隠れていた社長から連絡があり、指定された場所へと向かう浜浦。
社長は今まで会社のために尽くしてくれた彼に、退職金代わりにとキャンピングカーを譲るのだった。
–
手にしたキャンピングカーでの帰宅途中、どしゃ降りの雨の中でタクシーを待つ老婦人と若い介護女性を目にした浜浦は、不審がる彼女たちを半ば強引にキャンピングカーへと招き、家まで送り届ける。
–
後日、同乗した若い女性介護士「多智花」から、今度は老婦人を東京まで送り届けてほしいと依頼される浜浦。
–
共に旅をする運びとなった浜浦と多智花。道中で出会う人々との交流やトラブルを経る中で、やがて浜浦は過去の自分と向き合っていくこととなり…
『幸せジャンクション』|【Audible】で聴いてみた感想と評価

『幸せジャンクション』をAudibleで聴いてみた感想は…
「人助けとか苦手なアラフィフ父なんかにも勇気をくれる心温まる物語!」
でした。
「助けたい」という気持ちはありながらも、気恥ずかしさや余裕の無さから、なかなか行動に移せない僕みたいな人には胸を打つ作品。
僕と同世代の浜浦の優しさは、年を重ねたからこそ共感させられるものがありましたね。
ほぼ悪人が登場しないストーリーにファンタジー感はあるものの、少しの思いやりが人間関係を深め、その対価として受ける感謝が”幸福感”へと繋がる話は、どの世代の人にも刺さる部分があるでしょう。
セカンドライフの生き方を考える我々はもちろん、SNSなどでネガティブな情報を目にしがちな全ての世代の人にポジティブな感情を与えてくれる本書。
偽善だの何だのといった気持ちを無視し、純粋にエンタメ作品として楽しめば、読後には不思議と心晴れやかな気持ちにさせられてしまうそんな作品でございました。
良かったと思う点は…?

心をポジティブにしてくれること間違いなしの一冊!
おもわぬ困難に遭遇しながらも、善意の心で結果オーライとなる物語は、心をポジティブな気分にさせてくれます。
見返りを求めず人助けを続ける彼らの姿に、行動することで前向きに生きられることの素晴らしさを教えられる作品です。
セカンドライフでの生き方のヒントになる!
人生のジャンクション(分岐点)で決断した道が未来を変えると説く本書。
アラカンからのセカンドライフを他者貢献へとルートを変えた浜浦の生き方は、自分だけでなく社会全体をよりよい方向へと導いてくれるヒントを与えてくれます。
読後の爽快感と続編への期待!
読後には人に優しくできる勇気を与えてくれる本作。
ポジティブな気持ちで爽快なラストを迎えたかと思いきや、旅はまだ終わらないという次回作を匂わせるエンディングに心が弾まされます。
『想いをつなぐハイウェイ: 幸せジャンクション2』
<著>香住 泰
イマイチだったかなと感じた点は…?

序盤の展開がもう少しスマートな方がよかったかも…
運送会社の倒産からキャンピングカーを譲り受けるまでの序盤の展開が少し長く感じてしまいました。
浜浦の人間性を描く重要な部分ではあるのですが、いきなり世界観に入り込めるタイプの作品ではなかったかなと…
ストーリーが予定調和すぎる…?
全てが良い方向に転がるお話は、あまりにも出来過ぎでリアリティーにはかける部分も…
あくまでファンタジー小説ととらえてしまえば受け入れられますが、このあたりは好みが分かれるところです。
キャラクターのイメージと声のギャップに違和感…?
浜浦のイメージと声に、ちょっと違和感を感じてしまいました。
キャンピングカーで旅するキャラはイケオジボイスじゃないの?と勝手な想像していたところもあり、冴えないアラカンの浜浦の声を最初は受け入れられなかったです。
伊勢さんのナレーションはテンポもよく、キャラの演じ分けも良かったので、それ以外はgoodでした。
アラフィフ父の五段階評価は…?

というわけで、アラフィフ父の五段階評価はコチラ!
Audibleでも内容は理解できた? | |
ナレーションの魅力は? | |
エンターテイメント性は? | |
総合評価は? |
まとめ

今回は【Audible】で聴ける小説
『幸せジャンクション─キャンピングカーが運んだ小さな奇跡』
をご紹介しました。
記事をまとめるとこんな感じ。
☆ シンプルなハートフルストーリーはAudible初心者にもおススメの作品!
–
☆ 心温まる物語に読後は爽快感と勇気をもらえる一冊!
–
☆ 人生の分岐点を考えさせられる内容にセカンドライフの生き方を教えられる!
–
☆ 予定調和すぎる展開はリアリティーにかける部分も…
–
☆ ナレーションは全体的に良かったが、浜浦のイメージと声に違和感も…
キャンピングカー旅という憧れのシチュエーション…
冴えないリストラ会社員が人生を変えていく展開…
そして若い女性との二人旅…(これはちょっと違うか…)
(^-^;)
アラフィフおっさんに夢と希望と勇気を与えてくれる物語は、期待通りの面白さでした。
お節介や人助けをしたために面倒に巻き込まれるのを恐れてしまいがちな昨今ではありますが、ほんの小さな優しさが人に感謝されることは少なくありません。
その一歩を踏み出す気持ちを与えてくれる本書は、Audible初心者にも読書初心者にもおススメできる王道ストーリーな一冊!
”今、俺(私)って人生につまずいてる?”
そんな人生の分岐点に立ったアナタにも、是非聴いて(読んで)みてほしい作品でございました。。

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最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
次回の記事もお楽しみに。 (^^♪