こんにちは! アラフィフ父さん”tokutoku”です!
突然ですが皆さん…
この国、日本で年収90万円で生活できますか?
はい100人中135人が無理っ!!て言ってますね。(このネタ前回も使った…)
ですが、今回紹介する本の著者、大原さんは、
そんな不可能と思われるミッションを6年間も達成した…
仙人のような方です。(勝手に仙人にしちゃってスミマセン(^^;))
本人曰く”隠居生活”と、謙虚におっしゃられておりますが…
そこに当方が目指す”FIRE思考”のヒントがあるやも…
ということで、今回こちらの書籍を紹介させていただきます!
本 紹介
『年収90万円でハッピーライフ』
(ちくま文庫)
著者 大原 扁理
あまり経済的には裕福ではなかった家庭に生まれた大原さん。
幼少期から高校卒業まで、集団行動が苦手で…
周囲ともうまく合わせることが…なかなか出来ない。
周りからは奇異の目で見られることが多く…
学生生活では、なかなか壮絶な…
いじめにもあっていたそうです。(詳しくは本書で…)
卒業後は他人との接触を避け、生活費を稼ぐためのアルバイトはしていたものの…
それ以外の時間を、すべて趣味の時間(読書・映画・料理etc)にあてていたら…
3年の月日が経過…
完全に引きこもり状態に。
これではマズいと思った大原さん…
貯金していた100万円で世界一周旅行へ。(唐突すぎ!)
各地で滞在し、足りない費用を現地で稼ぎながら生活するも…
結局、滞在してる場所でも引きこもり…(^^;)
観光地など目もくれず、読書なんかしてたそうですが…
それでも凄く楽しかったそうです。
この経験を活かして、東京で一人暮らしを始めるも…
やっぱり、ひきこもり隠居生活が楽しすぎてやめられない!
そんなギリギリの労働収入で…
自由に生きる大原さんの…
ハッピーライフを、本書では御教授していただけます。
著者 紹介
・大原 扁理 1985年生まれ。 愛知県生まれ。
・東京で年収100万円以下で6年間暮らす。
・現在は台湾に移住。海外での隠居生活を実験中とのこと。
・他の著書に『なるべく働きたくない人のためのお金の話』(百万年書房) 『20代で隠居 週休5日の快適生活』 (K&Bパブリッシャーズ) など…
本の概要は?
本書では、四章にわたって…
大原さんの東京での年収100万円以下の隠居生活を赤裸々に語ってくれています。
(それどころか過去の学生時代の壮絶なイジメられた経験や、〇〇なカミングアウトまで!)
〇第一章では…
隠居生活の1日。
朝起きてから、夜寝るまでの…
おおまかなルーティーンを、赤裸々に書かれております。
〇第二章では…
幼少期から抱えていた疑問。”普通とは?”
・フツーに進学、就職しないといけないのか?
・フツーに将来やりたいこと見つけなきゃいけないのか?
・フツーに人間はみんな平等なのか?
などなどの問いに…
自身の経験談などを踏まえて…
いろいろな角度から語ってくれています。
〇第三章では…
衣食住に関する…
低収入ながらも、こだわりの大原さんの考えを、
具体例を出しながら御教授してくれます。
・食に関しては、粗食ながらもこだわりの原料や調理方法。
一週間の献立なんかも晒して下さってます。
・衣服に関してもブランド品には、当然興味はないものの…
大原さんなりの流行に左右されない、
清潔感のある、年齢に合うスタンダードな服装を。
・そして住むところに関しては、
恋人を選ぶ感覚で決めなさいとのことでした。(^^;)
〇第四章では…
最後の章では、大原さんの考えるハッピー思考術を…
①物欲を減らす
②工夫して生活
③必要なものだけを買う
④何日労働すれば生活できるか逆算。そして実践。
上記の実践で、ストレスのない自由な生活を過ごせているとのことです。
アラフィフ父さんの感想
リーンFIRE(無駄のない効率的セミリタイア)の教則本として…
多方面から勧められていたので、自分が目指す形のFIRE(セミリタイア)ではないのですが…
参考程度に…という感じで読んでみると、
著者の大原さんの個性が強すぎて、FIRE云々よりも…
人間性の方に興味を持ってしまいました。
当方が子供の頃にも…
いましたね~。こういう子(^^;)
悪気はないのに、悪目立ちするタイプ…
この手のタイプは、大人になってから苦労するだろうな~って…
当方も思っていたのですが…
大原さんのように、その個性を貫き続ければ、こんなハッピーな世界が広がっているんだよ
と、教えられた一冊でした。
当方が若かりし頃は、労働収入こそが正義!
で、気が付けば…
はや32年間…。労働収入してました。(T_T)
お金は少し蓄財できましたが、
今まで幸せだったかと問われると…
悔しいことに、大原さんの感じている幸せには…
まったく敵わないんですよね~(-_-)
ある程度のお金で”自分の人生をコントロールできる” 大原さんと…
蓄財はあるが”自分の人生をコントロールできない” 当方…
”生殺与奪権”を会社に奪われている時点で、当方が幸せを感じられないのは…
当たり前の話ですよね。
当方と同じく、会社が辛くて…
FIRE(セミリタイア)を視野に入れておられる方なら…
大原さんの言葉…刺さるかもです。
まとめ
・年収90万円の生活でも、大原さんのような考え方次第では..
十分に幸福な生活を送ることができる。
・FIRE(セミリタイア)するにあたって、このハッピー思考術は参考になる。
(ただし…大原さんの生活を真似ることは、ちょっと難しいかも(^^;))
・リーンFIRE(無駄のない効率的なセミリタイア)を目指す独身者なら、一読の価値あり!
(大原さんが実践していた、具体的方法を参考にしてみてはいかがでしょう?)
大変面白く、興味深い書籍でした!
そして記事を最後までお読みいただいた方々、ありがとうございました!!